蓼科散歩物語

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蓼科散歩物語 vol1 ポニーハウス 都会から無農薬農家へ

都会から蓼科に移住して14年、現在各地のレストランやホテルに無農薬野菜を供給しながら、約100種類の野菜を育てているポニーハウス 佐藤さん

夫の海外移住でオーストラリアにいたときに、ドライフラワーのお勉強をしてて・・・。蓼科にやってきたら、空気が乾燥しているものですから、同じように綺麗に乾くことが分かって。最初はドライフラワーを使ってブーケやリースを作って販売することから始めたんです。
子供の頃、絵を描くことが好きで、その頃から色で遊ぶことに興味を持ったと思います。それ以来、何処に行っても景色やお花がきれいだとか。ずーっと、普通の主婦ですけれど、色を楽しんで遊んでいるんです。

蓼科に決めた理由

イギリスから帰国して関西に住んでいました。関西は蒸し暑くてね。なんとなく気候的に合わない気がして。蓼科に居られた知人の方から声が掛かって、それで来てみたら、空気がすーとしていて、とても爽やかで鳥の声で目覚める爽快さに、あ、ここしかないと思ってお金もないのに蓼科に住むことに決めたんです。主人に定年退職したら蓼科にしましょって。3年位かかってようやく住むことが出来たんです。

面白い人生

定年退職してから住むには、蓼科はとってもいい処ですよね。洋服や靴とか、都会生活に必要な物があまり要らないし。飲み屋なんかも近くにないし。自分の趣味に向って楽しめる所ですね。案外、光熱費がかかったりするところがりますけど、冷房がいらないわけですから。

こんな所ですけど、意外と文化的な生活も楽しめる機会があって、例えば、サイトウキネンフェスティバルのソリストが来て山荘のリビングで演奏会を開いて、間近でピアノやチェロが聴けたり、絵画の展示会があったりと文化的な催しも多々あって、いろんな楽しみ方が出来ることを知りました。
そんな事に刺激を受けて、いろんなジャンルを経験した大勢のお友達が出来て、弱虫だった私がこんなに元気な働き者の自分に変身して、こんな面白い人生もあったんだなぁーってビックリしているんです。

定年退職の時、主人が「今まで楽しい生活をいっぱいしてきて、イギリスやオーストラリアの生活も経験したし、子供にも恵まれてこれからはメザシを食って、アルバムをめくって静かに生活しよう」って言ったんです。私はそれを聞いて「これは大変、私は前向きの生活しか出来ないし、なんとかしなくちゃ」と、それである程度強引に蓼科に来たんです。

でも、主人もとても喜んでいるので良かったと思っています。息子、娘、協力して下さる沢山のお友達と元気いっぱい楽しんでいるので幸せですね。

    

野菜作りのきっかけ

野菜が好き、料理が好き、何より食べることが大好きです。特別お料理学校で勉強したことはないんですけど、夫の駐在員時代は、お客様にお出しする料理を楽しんでやっていました。ロンドンに居たときは、お友達とケータリングの仕事も経験しました。

野菜作りのきっかけは、蓼科に住み始めて気付いたんですけど、自分が食べたい野菜が何処にもなかったんです。レタスと言えばニューヨークレタスとサラダ菜、人参は1種類だけでズッキーニもなかった、自分の食べたい野菜がなかった。

ご近所のパン屋の『エピ』さんと「食べたくなるいい野菜がないわネ」、「じゃあ、作れば・・・」と言うことになり、地主さんともお知り合いになって作り出したのがきっかけで、現在の状態になりました。

ポニーハウスの由来

元々、近くの馬小屋の前にギフトショップを設けて始まったのがきっかけです。その後、今の場所に引っ越しましたが名前はそのまま『ポニーハウス』としました。

その頃、息子がアメリカで仕事をしてて、ママが欲しがっている野菜の種子だったら色々手に入るよ、って連絡があって、レタス類にハーブやビーツ等送ってきてくれたんです。やってみるといろんなものがドンドン出来るようになって、種類が増えていきました。

野菜作りの楽しみ

まず、自分で作ったものが美味しく食べられる。各地のレストランやホテルのシェフがポニーハウスの野菜でないと駄目だって待ち兼ねていてくださる。なにより、美味しかったと喜んで下さる。そう言う言葉がすごく嬉しいですね。クタクタに疲れても、心から好きなんだろうなって思います。

息子たちは世界中からトマトの種子を集めて、この辺りでは見当たらない珍しいトマトが出来るのを楽しみにしてますね。

   
 

夢まだ夢の段階ですけど、野菜作りを通じて知り合ったシェフたちも含めて、仲間のみんなと宝くじを当ててここに【畑レストラン】をやりたいねって。デリカッセンの様な形のレストランが出来たらいいなぁって。シェフたちがやって来て料理を作って研究するキッチンスタジオの様な貸しスタジオとか・・・。私の夢です。

名古屋の女性シェフのレストラン『ナチュレール」さんは、一年に何度かはスタッフ連れでいらっしゃるんです。『P&G』さんのログハウスを借りて、ポニーハウスの野菜を使って料理を楽しむ会を催すんです。そういうこともキッチリとやれる設備を作りたい、とか、アイデアはいっぱいあるんです。いろんな条件を考えると夢が萎むこともありますけど、自分が実現できなくても、誰かがこんな夢を引き継いでくれて、それを横からニコニコ眺めている自分を想像したりして楽しんでいます。

PONY HOUSE イメージ

PONY HOUSE ポニーハウス

長野県茅野市北山蓼科中央高原
※R299沿い パン屋「エピ」さんからちょっと手前です。
http://ponyhouse.jimdo.com/

●農業体験ツアー案内 http://ponyhouse.jimdo.com/農業体験ツアー/
ポニーハウスでは、簡単な農業体験や収穫体験ツアーを実施しています。
農園体験 50分 5月~10月まで 料金 1,000円

●サラダブーケ
サラダブーケは、偶然できたんです。株を買うと、人数少なかったら少ないで一株しか買えない。でも、サラダブーケだったら、レタスやらハーブやら一つにまとまっているから、もう、それでサラダが出来る。今日のサラダは、何にしようかなって思って手でまとめたら、思いついて出来た商品です。
大 800円 小 500円

<お話に出てきたお店>
パン屋「エピ」 http://www.tateshina-epi.com/
ナチュレール」 http://bistorotnaturele.blog113.fc2.com/

バックナンバー

  • vol1.ポニーハウス 
  • vol2.ハーバルノート・シンプルズ


蓼科湯菜の宿「天望館」

蓼科の高台に佇む源泉掛け流し温泉と展望室が楽しめる寛ぎのホテル「蓼科湯菜の宿 天望館」

〒391-0301 長野県茅野市北山4035-2426 TEL 0266-67-6231 FAX 0266-67-5274